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「ほんとう」を探す旅:谷口礼子 [『十二階のカムパネルラ』]

谷口礼子です。劇団員です。じゃこです。

シアターキューブリックとしては久しぶりの劇場公演、久しぶりの2時間もの『十二階のカムパネルラ』です。
はじめましての方も多く、小劇場で活躍している方から経験が少ない方までまんべんなくいるのですが、お芝居を一緒に作りながらすごく思うのが、みなさんすごく器用で、短時間でお芝居の形を作るのが上手なんですよね。
いやあ、ほんとにすごいんです。わたしはお芝居始めた頃や20代のほとんどは、こんなにできませんでした。動きもガクガクして、右往左往して、怒られてばっかりだった。とにかく、器用な役者さんが増えたなあ、と感心します。

稽古場写真(稽古場日記・SNS用)_181026_0382.jpg

最近は、周りを見渡しても、稽古期間の短い作品がとても増えています。(とわたしは感じています。)
少ない回数の稽古でどんどん形を作り、セリフを覚え、すらすらとお芝居をする、という団体がとても、多くなりました。
でも私ね、みんなは心からすごいと思うけど、ほんとうの意味でお芝居をするのって、そんなに短時間ではできないと思うんです。
「こう動いて、このタイミングでセリフを言って」、って、やろうと思えば、ちょっと無理すれば、器用な人は言われた通りに出来てしまう。でも、それって、ほんとうにその人が思って、ほんとうに感じた結果なんだろうか?
心から自由になって、心のおもむくままに振舞った結果が、そのタイミングで、その動きだった、っていうふうにならなきゃ、ほんとうじゃないんじゃないか。稽古は、その「ほんとう」を探す旅です。

「できます」「なんでもやります」「どれが来ても対応します」って言って努力するのは本当にすごいことだけれど、ほんとうに心から思って、心から動いて、心から喋るためには、「できない」ってことを見極める必要があると思うんですよ。

人間、そんなに高速で心を動かすことなんてできないと思うの。動かすには助走もいるし、すぐには止まれない。それが人間のいいところなんだから、やっぱり「ほんとう」を探すには、少し時間がいると思います。

稽古場写真(稽古場日記・SNS用)_181026_0421.jpg

シアターキューブリックはなんでこんなに稽古期間が長いんだ、こんなに時間とって、やることそんなにないじゃないか、って、昔の私は思ってた。でも、今はそうでもありません。
自分の「ほんとう」は、自分でしかわからないし、とはいえ「ほんとう」ではないものは、必ず見ている人にはわかってしまうのです。

何言ってるんでしょうね。
でも、そんなことを考えてしまうほど、今回の座組のメンバーはお芝居に対して真摯で、お芝居のことが好きで、他人のことを思いやれる、素敵な人たちなんです。だから、みんなの「ほんとう」がもっともっと見たくてしかたないの。それだけで、ドキドキするし感動すると思うのです。

稽古場写真(稽古場日記・SNS用)_181026_0404.jpg

14人の「ほんとう」をお見せできたらうれしいです。

【谷口礼子 予約フォーム】https://www.quartet-online.net/ticket/12kai?m=0efbejj
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